【制作事例】「街と生活」を制作しました

自主制作イラスト【街の風景】を作成しました。

【様々な人のライフスタイルを意識して作成】

「様々な生活背景を持つ人が暮らしやすい/生活しやすい街」をテーマとした自主制作イラストです。小学生向け児童書籍を想定し、明るく少しポップな印象にまとめました。

制作に至った思ったきっかけ

2020年に開催予定のパラリンピック開催をきっかけに描き始めたものです。

2019年の秋〜年末にかけ、大会前ムードの盛り上がりと共に、躍動感溢れる大会広告を街中で見かける様になりました。その中で個人的に特に印象深いなと感じたのが「みんなが生活しやすい街は、人の気遣いでつくってゆける」という趣旨のセリフで締め括られる、あるラジオCMでした。(残念ながら、新型ウイルスの世界的流行の影響を受けて、2020年東京オリンピック・パラリンピック大会は延期となってしまいましたね…!)

私がいち生活者として感じるのは、私たちが普段生活している街自体を自分たちの意識でより暮らしやすい状態に変えることはできないのだろうか?つまり就労環境よりもっと身近な場所・普段の生活から「ダイバーシティ化」させれば、今現在より心地よく暮らしやすい社会を実現させる手がかりとなるのではないか、ということです。

超高齢化社会に突入し、社会インフラの安全性と利便性の高さは日々更新され続けています。最適化された生活の中心となるのは生活者である「人」です。設備や道具を便利にするのも非常に重要ではありますが、人が持っている「ちょっとした気遣いの気持ち」を喚起させたり、他者への想像力を育むことも、同様に必要ではないかと考えています。

とはいえ、核家族化・少子化が定着的に進行し生活の最小単位人数が小さくなってゆく中では、異なる生活背景を抱えた人と直接出会う機会が頻繁には訪れないと思います。そんな時仮想的に場面体験をさせることで人の想像力に働きかけるのがVR、AR、映像表現などの視覚伝達技術ですが、イラストもその分野に含まれる手法の一つです。【こういう場面に直面した時、自分ならどうする?】と足を止めて考えていただくきっかけを作り、日常生活を生活者自らの意志でより豊かにしてゆく視点を、イラストの効力で間接的に育むことが出来たら良いのでは?…と、そんな意図を込めて制作しました。

小学生低学年〜高学年向の方に向けて制作しましたので、街の複雑な描き込みも「じっくり見る楽しさ」を感じていただける様に調整し、小さなお子様にも受け入れられやすい明るい色調・描画表現を目指しました。

ビジネスや雇用の現場において、個人個人のバックグラウンドを生かし多様性ある企業活動を創出する試みが日々続けられています。【働く場所】だけ集中的に多様化させるより、もっと生活と直結した地続きの部分から多様化への理解が深めることができれば、今日本が将来直面するとされている様々な社会課題に突入しても、豊かな暮らしを創出することはできるのではないでしょうか?

5年、20年、30年先の【未来】を今すぐ直接見にゆくことはできません。その「今すぐ直接見に行けない未来の世界」を【目に見えるもの】として描き出し、かつ不特定多数の間で共有出来る点が、イラスト表現特有の強みの一つだと考えます。

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